肉なくても食卓豊か

 肉を食べない食生活の広がりを通じ、環境保全などをすすめようとするNPO法人「日本ベジタリアン協会」(事務局・大阪市)が、「ベジタリアンウイーク」銘打ち、各地で普及イベントを開く。
 同協会の代表 大阪女学院短期大学(当時) 垣本充教授は80年代後半に米国の論文を読んだのをきっかけに、5年ほどかけて肉を食べない食生活に転身した。
 一口でベジタリアンと言っても、野菜だけを食べている人ばかりではなく、垣本さんも卵や乳製品、外食では魚も時々食べる。4キロほどやせたといい、「家族から不評だったおならの臭いも気にならなくなり、患っていた消化器系の病気もよくなった」と効果を語る。
 最近のヘルシーブームも追い風になり、会員は増えた。牛の放牧地を広げるための森林伐採や、劣悪な条件での飼育など、人間の過剰な肉食を背景にした環境問題や動物愛護への関心から、食生活を変える人たちも参加している。


−朝日新聞 2003年8月24日−