玄米菜食、今や横文字

 東京・渋谷の料理教室。約30人の生徒がスペイン人講師からタルト作り学ぶ。砂糖は使わず絹ごし豆腐など意外な素材も。流行の「マクロビオティック(マクロビ)」に基づいて作るのが特徴だ。マクロビは日本古来の玄米菜食を基盤にした食養法。雑穀など全粒穀物や野菜をバランスよくとることで健康を保てるとされている。
 マクロビは母国の日本では長く日の目を見なかった。この講師は幼いころから穀物中心の食生活を送り、あこがれて来日したが「あふれるファーストフード店に衝撃を受けた」と振り返る。数年前から新しいものに敏感な消費者の間でマクロビが話題になり、料理教室やレストランも登場。
 この講師は「身構えず、楽しみながら理解してほしい」と訴えている。まだマクロビはブームの域を出ていないが、先人の知恵を現代によみがえらせる取り組みが広がっている。

−日経新聞 2007年2月22日−