ベジタリアンマイスター認定制度

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ベジタリアンマイスター認定制度

■ベジタリアンや菜食に関する国際基準の高度な知識を得たことを証するライセンス

◎ホテル、レストラン関係者、食品製造業、流通業界の方にも専門知識を広げていただけます。

米国やカナダの栄養士会が科学的に支持した「菜食が生活習慣病予防に有効である」ことは今や世界的に認められています。環境科学の分野でも、IPCC( 気候変動に関する政府間パネル) は地球温暖化防止に菜食が良い効果をもたらすとの報告を行い、「人にも地球にも優しい」ベジタリアンのライフスタイルは、まさに21 世紀のライフスタイルと言えるでしょう。日本ベジタリアン学会( 日本学術会議協力学術研究団体) は、菜食やベジタリアニズムの国際水準の専門知識を有する人材を育成することを目的にしたライセンス制度を設けています。

ライセンスの種類は、上級からベジタリアン・マイスター、アドヴァイザーの2 種類があり、これらの資格は菜食やベジタリアニズムに関する学術的知識を有し、その知識を社会活動等に活用出来る資格で、ホテル、レストラン関係者、食品製造業、流通業界等の方々が必要とされる菜食の専門知識を習得できます。この2種類の資格は農水省「ベジ・ヴィーガン食品等JAS認証審査員」の資格要件の一つとなります。

日本ベジタリアン学会は、ベジタリアニズムの啓発に貢献できる人材を育成することを目的に、ベジタリアニズムや菜食に関する高度な知識を持ち、社会に教授できる人材たることを証するライセンスを設けます。学会や学会と共催する協会活動に参画してベジタリアニズムの理念と目的を理解した人が、一定のセミナーや資格審査を受け、学会から授与されます。

■ライセンス種別と認定・審査

＜ベジタリアンマイスター＞

菜食やベジタリアニズムに関する国際水準の高度な学術的知識が豊富で、ベジタリアンの食( 健康・栄養) や環境問題などに関する事項を高等教育機関等で指導・教育できる学会員が取得。ベジタリアン・アドヴァイザーを取得後、学術誌への論文・ショートリポート掲載などの学術活動が認められた場合に取得できます。

＜ベジタリアンアドヴァイザー＞

菜食やベジタリアニズムに関する国際水準の学術的知識を豊富に有し、ホテル、レストラン等で外国人客等に対応できる知識や、その他社会活動に活用できる学会員が取得。菜食やベジタリアニズムに関する理念や歴史、健康、栄養、環境、途上国援助、アニマルライツなどの講座をベジタリアン・アドヴァイザー・セミナーで受講し、一定の申請条件が認められた場合に取得できます。（なお、日本ベジタリアン協会員は一日取得コースなどで条件等に免除規定がありますので、受講希望者は下記事務局までお問い合わせください。）

（注１）学術活動／学会員（学生会員も含む。）であること。学会誌における原著論文・総説・資料等の掲載。学会大会における発表もしくは出席。学会主催・共催の講演会やセミナーにおける発表もしくは出席。その他（委員会あるいは学会事務局が認めた事項）。

（注２) ベジタリアンアドヴァイザー・セミナー／a)ベジタリアニズムの意義と歴史、b)菜食の栄養・健康、 c)菜食と環境および社会的貢献、d)野菜・果実の科学的知識、e)その他ベジタリアニズム係る事項(アニマルライツ、途上国援助など)、ベジタリアンアドヴァイザーの資格を得るためにはａからｅまでののうち、４つ以上受講しなければなりません。